指宿市の針灸、整体治療、小児はりなら
西 山 針 灸 施 術 所
小児はりについて
「小児はり」って聞いたことありますか?
当院は「小児はり」も行っております。
「小児はり」の存在自体ご存じない方もおられるでしょう。
「はり」というと「え?こどもに針?かわいそう!!」という声が聞こえてきそうですが、実際「小児はり」で使用する「はり」は大人用の鍼灸治療用の針と違って「小児はり」専用の独特の形をした道具です。 その形は、ヘラ状のものであったり、先端が丸い棒状のものであったりと様々な形状のものがあります。それらを使用してお子様の肌をさすったりこすったりツボに接触させたりごくごく弱く叩いたりして治療を行います。当院で使用している「小児はり」の一部をご紹介しましょう。
米山式小児鍼 :こちらが当院で一番使用する小児はりです。上の丸くなっている部分でお子様の肌をやさしくさすります。
ローラー鍼: ローラー状になっており、お子様の肌の上で軽く転がして刺激します。この画像のものよりローラーの突起が細かく、刺激がさらに弱いものも用意しております。
てい鍼 :この純銀製の小児はりは、とがった部分ではなく太くて先が丸い部分をお子様の肌にあるツボにあてるものです。
このような道具を使用する小児はりの治療法は、決してお子様の肌に鍼を刺入するものではありませんのでご安心ください。
実際の小児はりの治療時間は、お子様の年齢にもよりますが5分以内が限度といわれております。
こどもの肌を触れば理解できるでしょうが、それはとても柔らかい肌です。 そして刺激に対して大変敏感であること、身体の発達段階であることなどが理由として挙げられます。 ですので、刺入する鍼など適応しません。 あまり刺激量が多いと、かえって発熱したりぐったりすることもあるので当院ではお子様の肌などと相談しながら注意することにしております。 治療間隔ですが、基本的に3~5日連日施術です。これを1クールとします。小児は発育が早いので翌月にまた1クール行うことも珍しくありません。 最終的にはケースバイケースで、お子様の状態によって決定します。
「小児はり」って何にきくの?
当院の小児はりにおいて一番の特徴は「とにかく肌に刺さないやさしい刺激」です。
刺さないことで衛生面の問題もなく、安心安全な治療法です。
では「小児はり」は何に効くのでしょうか? 小児はりの適応症状をざっと挙げてみましょう。
・かんむし症(小児神経症)
・夜驚症
・異味症
・消化不良
・便秘
・気管支喘息
・ぜん息性気管支炎
・へん桃腺炎
・耳下腺炎(おたふくかぜ)
・夜尿症
・吃音
・虚弱体質
・ポリオ後遺症
・湿疹
・しんましん
・けいれん
・糸球体腎炎及びネフローゼ
・先天性股関節脱臼
・肘内障
・中耳炎
・外耳炎
・アトピー性皮膚炎
・眼精疲労
・仮性近視 などなど幅広くカバーできます。
FAQ よくあるお問い合わせ
Q:小児はりの適応年齢はいくつからいくつまでですか?
A:生後20日くらいから4~5歳くらいまでのお子様が小児はりの適応といわれています。小学生のお子様もよく来院されます。
Q:小児はりが適応しないときはどのようなときですか?
A:一般的に38度以上の熱発時や細菌性疾患の進行期は禁忌とされています。その他、急性腹症、急性脳脊髄疾患、骨折、脱水等は不適応といわれています。
Q:小児はりによる副作用はありますか?
A:お子様の体質によって治療後に熱が出たり、下痢をしたりすることがあるようですが、基本的にはそれらは心配ありません。過剰刺激によるものもありますが、この点で当院は細心の注意を払って施術いたしますのでご心配なく。
Q:かんむしってなんですか?
A:かんむし症というのは俗語のようで、参考書によると、「乳幼児、特に離乳期前後に多い小児神経症」とのことです。 症状は、特に障害もなく、不機嫌、夜泣き、不眠、甲高い声でキーキーと叫ぶなどの神経症状があって、一種の精神興奮状態のことをまとめて「かんむし症」と呼んでいます。 小児はりの患者様の中で最も多いのがかんむし症です。なぜなら小児はりが一番効果を期待できる症状であるからです。
かんむし症は病気ともいえないような症状であるため、小児科を受診することはないと思います。
Q:治療後にお風呂に入れてもいいですか?
A:お風呂はまったく問題ありません。